夏冬問わず片方だけ足が冷たすぎる・・・
ここでは霊障に悩まされている人やそれを救いたいと願う人のために書き進めております。
ご自分の身を守る事が出来たら、どんなにか安心でしょう。霊能力を持っている方ならそれを使って人助けをしてあげたい・・・そんなあなたに「正しい対処の方法」を書き進めたいと思います。
本日は片足だけ氷のように冷たい女性です。
彼女はすでに数年間足の冷えに悩まされているという事でした。
娘さんも心配なのか一緒に来室したのでそれまでの経緯を教えていただきました。
病院ではお医者さんから処方された血液をサラサラにする薬を飲んでいるだけ、後は冷やさないようにと言われていて夏でも足には小さいカイロを貼っているといいます。
特に病名をつけられてもいなくて原因すらわからない状態。難病とだけ言われて。
「どうして私はこういう目に合わなくてはいけないのかねぇ?前世で悪い事でもしたのかなぁ?」彼女は一通り娘さんの話が終わると、そう切り出しました。
私が
「前世の事、気になりますか?」と言いますと、
「ご先祖もちゃんとお祀りしているし法事も欠かしたことはないし。自分はみんなが幸せになるようにと一生懸命願っているし。それに自分のことより家のために働きづめで生きて来たのに、こうしてわからない病気にかかっているってことは、前世しかないんじゃないですか?」と半ば怒ったように言います。
「そうですよね、お母さんはそうやって自分を犠牲にして生きて来たんですものね。義両親の介護やご主人への献身的な奉仕もみんなお母さんが我慢してやってきたんですものね。」とまだ彼女から聞いてない情報を話しますと、
「そうなんだよ!!」と言葉に力が入ります。(^^)
「私の我慢で家が保ってきたんだよ・・・娘にだって苦労をかけたくないから、娘は知らないだろうけどなんでも一生懸命やってきたよ。」とますます力が入ります。
「そうね、時代がそういう時代だったし、嫁に行くのは夫に嫁ぐというより、家に嫁ぐ時代だったんですものねえ・・・」と私は同調します。
「そうそう・・・だから女は我慢して来たんだよね。みんなそうだったよ。でも私は特に酷かったよ。百姓だったから牛馬のようにこき使われたよ・・・子供を産んだってすぐ畑に出されて、母乳をあげる時だけが休憩みたいなもんだった。おまけに次から次へと子供が出来て、亭主はホントに嫌いだった。それに比べ今はとんでもなくいい時代になったよねえ・・・こういう時代に生まれたかったよ・・・」としみじみ・・・
「お母さん、ちょっとここに横になって足を見せて・・・」と私は神棚の前に長座布団をひき、彼女の足を触りました。
彼女の足は娘さんの話の通り冷たく、まさしく氷のようです。
「冷たいねえ・・・足。お母さんは足がこんなに冷たいのに痛くないの?」と聞きますと、
「うん、冷たいのは触るとわかるけど痛くないよ。でもお風呂に入っても湯たんぽで温めても全く温まらいんだよ・・・」と。
「少し、お母さんの足をさすったり揉んだりしたいんだけど、いいかしら?」と、ヒーリングとオイルマッサージのようなものをしてみようと許可を求めると、
「いいよ・・・マッサージは好きだから。」と快諾。
では・・・と娘さんには車で待っていてもらうようにお願いして早速ヒーリング。
「ああ・・・なんか気持ちいいねえ・・・」と彼女はウトウトしだしました。
実はヒーリングをしながら退行睡眠をかけてみたのです。
この足の冷たさは「念」から来ていることはすでに分かっていたことでした。
「お母さん、お母さんはとっても優しい人だね。でも優しすぎたんだね。イヤと言えなかったんだからね。介護だって本当はイヤだったでしょ?それにお姑さんの介護は辛かったんだよね。お姑さんが暴れたり暴言を吐いたりしたから。それを見ていてもご主人は何も協力してくれなかったんだよね。おむつつだって替えてくれないし、暴言や暴力だって知らん顔だったんだよね。かわいそうに・・・」
そう私がつぶやいていると彼女の目からツーーーっと一筋の涙が流れました。彼女はスヤスヤ寝ている感じでした。
「でもお母さん、お姑さんは亡くなったんですよね、もうお姑さんはこの世にはいないのだからお姑さんの暴言や暴力を許してあげましょうよ。・・・きっとお姑さんもあんなことして悪かった、ごめんなさいと思っているはずですよ。」
・・・だんだん足が温かくなってきました。ヒーリングからオイルマッサージに切り替えました。
「もう許さなくちゃいけないもんなのかねえ・・・いつまでも怒っていちゃいけないのかねえ・・・」と彼女がつぶやきました。
「そうね、お姑さんの事も旦那さんの事もお母さんがいくら怒っても誰にも分ってもらえないよね。私でよかったらたくさん話して。聞いてあげる事しか出来ないけど、いっぱい話して。お母さんの苦しんできた人生、私も一緒に怒らせて!」
「ホントに話を聞いてくれる?」と言うので
「ホントだよ。お母さんが苦しかったこと、悲しかったこと、私、聞くよ。」と言いますと、
「ありがとうね。でもさっき話したから何だかスッキリしたんだよね、不思議。」
「そうだね、いつまでも根に持っていちゃいけないのかもね。・・・その通りだね。」となんだか納得したような彼女。
彼女の足はとても暖かくなり、冷たさは消えました。
迎えに来た娘さんがびっくりするくらいお母さんの顔は晴れやかで、もちろん足も暖かくなりお二人はとても喜びながらも不思議がっていました。
私はお母さんに耳打ちしました。
「お母さん、娘さんと旅行にでも行ってらっしゃいよ。」
彼女は「そうねー、くよくよしたって楽しくないものね・・・人生楽しまなくっちゃね。」とにこやかに帰っていきました。
冷たい足は彼女の気持ちが過去の出来事に対していつまでも執着し、過去の嫌な思い出に対して激怒していたからでした。
霊障は何も霊から受ける物ばかりではありません。
自ら招いてしまう、自らの体を痛めてしまうくらいの「人を恨む気持ち・人を妬む気持ち・自分の不運を嘆き悲しむ気持ち」などが溜まってしまった時、そういう「心の隙間・気持ちの隙間」に邪悪なモノを引き寄せてしまうのかもしれませんね。
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