お墓参りの後の体調不良、急に肩痛、腰痛、頭痛、めまい、吐き気・・・これは霊障でしょうか?

毎年お盆の頃になるとお墓参りをされる人も多いかと思います。
今回はそんなお墓参りに関するご相談でした。

昨年7月の初め頃から夏の終わりくらいまで体調が悪く、今年も同じような体調不良が続き仕事にも影響が出始めたという事での来室でした。

去年、お盆にお墓参りしその後の体調不良。今年も同じような肩痛、めまい、吐き気がして夏バテという事で点滴もなさったそうです。それでも改善しないので「霊障かも・・・」と思いついたという事でした。

「実は・・・」とお話しをお聞きしますと、

「義父が今年6月末に亡くなってから体調不良です。昨年も同じような感じで、今まで感じなかった倦怠感や疲労、頭痛やめまいがあり、仕事にならないので今回は昨日から休んで点滴も受けました。これは義父が成仏していないからでしょうか?」

確かにご主人側のご先祖が怒っている感じがありましたが、拝んでみるとそれはお義父様ではなく〇〇家のご先祖がお墓に関する事で怒っている状態でした。

「・・・お義父様はまだ亡くなられてから四十九日が経っていないようですね。」とお聞きしますと、

「はい、6月末になくなったので四十九はこれからです。」と言われます。

本来、四十九日までは亡くなった人間の魂が死を受け入れ、成仏するために必要な準備を整え、どこへ行くのかを決める大切な期間なのですから、霊にコンタクトを取る事はしてはならない時期となります。「降霊」などをすると魂が迷ってしまい、成仏を難しくしてしまう恐れがあるので霊からの言葉を聞きたい場合は四十九日が終わってから、出来たら1周忌が済んでからの方が良いでしょう。

さて、お話しを戻します。

「・・・おかしいですね、お義父様ではなく〇〇家のご先祖がお墓の事で怒っていらっしゃるのですが、お心当たりありませんか?」

そうお伺いすると、「ハッ」としたような顔をなさり、

「実はお墓が2つあります。」とおっしゃいます。

何と!お墓が2つ!!

同じ家なのに元の先祖のお墓と仏壇、そして今回亡くなったお義父様のお墓と仏壇があるというのです。

嫁姑問題があるように、お墓に関しても「あの人と同じお墓に入りたくない、姑さんと同じお墓に入りたくない」と言う感情論が湧き上がるのが「お墓」です。

亡くなってからご遺族によって「自分の意思に反して」同じお墓に入れられてしまったと嘆く「霊」は多々いますが、今回のご相談は亡くなる以前からご本人が別のお墓を用意してあったとのことです。

跡取りであるはずのお義父様、この度亡くなったご本人が自ら用意し、納得して入ったであろうお墓なので「成仏出来ていない、別のお墓に入っている事を後悔しているはずが無い」とご遺族方は主張しておられました。

亡くなるちょうど1年前、そう、ご相談者が昨年お墓参りに行ったときはすでに新しいお墓が用意されていたとの事でした。

しかし、この新しいお墓を用意した事が思わぬ波紋を広げました。

まず、先ほども述べました通り元々のご先祖が今回の新しいお墓と仏壇に対して納得していないという事です。

お墓をご用意した当のご本人はすでに亡くなってしまわれたので、今となってはどういう理由で、何を考えて自分のお墓を用意したのかはご本人の霊を呼び出して聞いてみたいところですが、まだ亡くなったばかりですので霊を呼び出すことは出来ません。ですので、元々のご先祖からのお怒りのお言葉を受け取り、怒っている内容をご相談者にお話しさせていただきました。

特に同じ宗派、同じお寺の中で別に建立してしまったので、先祖からの反感はとても大きかったようです。

今回のご相談の対策としては、ご実家のご仏壇とお墓に「お墓、仏壇を別にした事の理由とお詫び」をし、ご先祖のご理解を得る事、許しを得る事が大切なのでした。

お義父様が生前、どのような経緯でお墓を別にしたいと思われたのかを四十九日の折にご親戚やお義母様などにお聞きして、その後、ご本家の仏壇とお墓にお詫びと事の顛末をご報告するという事で、体調不良は改善するという事をお話しさせていただきました。

今回こちらで出来る事は、施術をし痛みを取り除き、免疫力を上げる事でダルさを軽減させる事でした。それと元のご先祖様に事の経緯をお詫びし、ご納得いただければ体調不良は改善する事を説明させていただき終了としました。

四十九日はもう少し先ですので、ご相談者のご報告を待っている所です。

白龍

長引く痛みや病気、心や身体の不調に悩んでいらっしゃる方、人や物に「魂」の宿りを感じたり、人生において進むべき方向に迷われた時などお力になりたいと考えております。

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