目に見えない世界のことに関わるようになってから私がしてきたことの一つに、まず『霊の供養』が挙げられます。
当時は何年にも渡る原因不明の体調不良の理由が、まさか霊によるものだったとは想像すらしていませんでしたが、そのことを白龍様より聞いた時には、驚きつつも世の中そういうこともあるのかとそれほど抵抗感も無く受け入れることができました。
しかし、亡くなった身内や親族の場合はわかるのですが、時代も何もかもが自分が生きている現代と掛け離れた霊が、何故私を頼ってきたのかは、いくら考えても不思議としか言いようがありませんでした。
そして、このことについては後日白龍様からその理由を聞くことになり、魂というものについて深く考えるきっかけとなったのです。
供養については、白龍様からは強制ではなく自分自身が決めることだと言われましたが、多少の迷いはあったものの「困って頼ってきたのなら、私で良ければ供養してあげよう」と引き受けることにしました。
但し、供養を始めたら途中でやめることはできないこと、最後まで責任を持つことが条件でした。
今振り返ってみますと、その覚悟の意味を充分理解していたとは思えないまま初めての供養が始まったのです。
〈続く〉
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