近年、親子、夫婦間での痛ましい事件がニュースで多く取り上げられています。
全く赤の他人であっても猟奇的な事件の場合もあります。
そのような現実を「見えない世界」から深堀りしてみました。
結論から言いますと、家族や血のつながりがある場合、前世との関わりを深く意味しています。
家族という「血のつながり」は、前世においての因縁を意味している場合が多々あります。
もちろん全く新しい縁としての場合もあります。
血というつながりは、切っても切れない関係性を意味し、単純に関係を解消できないのは周知の通りです。書類においても切れませんし、勘当だと言っても切れないのです。姻戚関係終了という書式がありますが、これは婚姻によって関係性が出来た場合に、それを解消する書類となりますので、血縁関係が消滅するわけではないのです。例えば、夫が亡くなったので、夫の両親との姻戚関係を続ける事が出来なくなった奥さんが提出することが最近では多くなってきたようです。
さて、それでは今世における「家族」「血のつながり」がどのようにあなたの前世の因縁や罪として関係してくるのか?
これはどうしてもあなたの前世を紐解いていけなければならなくなります。
あるご家族がいらっしゃいました。
ご家族の中でお母さんと娘さんの反りが合わず、いつもケンカしている状態で、どちらに味方することのできないご主人は辟易となさっているとのこと。
このような状態になってしまうのには、ご先祖が怒っていらっしゃるのか?とご主人からのご相談でした。
お墓参りも欠かさず、家の仏壇には毎日お供えし、お経もお唱えしているといいます。およそ神仏には敬意を払い、神道も仏教も分け隔てなく信心しているといいます。
奥さまは、娘さんが小さい頃から
「可愛くない」
「世話をしたくない」
「顔も見たくない」
などと通常考えられない言葉を言うそうです。挙句の果てには「産まなければよかった」などとおよそ信じられない言葉をつぶやくこともあるそう・・・
それでも幼稚園くらいまでは何とかご主人も育児を手伝い、奥さまが買い物の時など娘さんをあやして家にいたり、奥さんが掃除やごはんの支度の時などは娘さんと一緒に散歩に出たりして、なるべく奥さまの邪魔にならないように、カンに触れないようにと気を配ったそうです。
娘さんも小学生になってきて、だいぶ手がかからなくなったころ、二人目が生まれました。
奥さんは二人目の子供に対しては愛情があるらしく、きちんと世話をし、傍から見たら子供好きなお母さん、良いお母さんに見えたでしょう。
しかし、長女にとっては納得のいかないことでした。
それは当然です。自分への態度と全く違う接し方をするお母さんが目の前にいるのですから。
次第に長女はお父さんとだけ会話し、お母さんを避けるようになったそうです。
すでに長女さんも中学生。思春期を迎え難しい年ごろになってきました。
家庭内での娘さんとお母さんのバトルは、無視に始まり、ののしり合い、罵声。
挙句は娘さんがものに当たり散らすという結果に。
奥さまは大きくなった娘さんを疎ましく思うらしく、常日頃から何かと次女と差をつけた物言いや態度ということでした。
霊視を致しますと、前世においての「敵同士」「殺し合いをした」「恨んでいる」という関係性でした。
家族や血縁は切っても切れません。
今世に生まれ、家族として今の世をケンカしながらでも何とかやり通すことにより、お二人の因縁は消滅しますよ。
・・・とご主人にお話しすると、少しは気持ちが晴れたようで、明るい顔になってきました。
このように前世と今世のつながりは、私たちがその状態を選んだわけではないでしょうが、「次なる世に生まれ変わった時には敵対関係の因縁が消えているように」という、一種の神仏からの「慈悲」なのかもしれません。
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