私の守護霊はどなたですか?
そういうご相談が後を絶ちません。
守護霊と守護神は全く違うものであり、白龍では「守護神」のみ鑑定をしております。
そもそも、白龍では守護霊のご相談は承れません。というか、霊が生きている人(子孫)を守るって?
霊は本来「成仏」を目的とするものであり、成仏をせずにご相談者の隣でご相談者を守っておられるとは考えにくく、また、私は感じることができません。
ご先祖様などがお姿を見せるのは
・成仏していることを知らせるために一瞬だけ姿を見せて安心して欲しい場合
・生きている時の苦しみややり残した未練から成仏できていない場合
そのような場合にのみ姿を見せます。
苦しみから救ってほしいと言われる場合が最も多いのですが、それは近親者のみならず、遠いご先祖の場合や、ご相談者の前世に関わる霊のときもあります。
メディアに露出している「守護霊」という言葉。それは生きている人がご先祖などに対して「成仏してください」と手を合わせることと矛盾していると考えます。
確かに魂も、生まれたその時その時の人生において魂を磨くことを幾度となく繰り返し、神の領域にまで達することが出来るということはあるようです。そしてそのように神仏からの教えも受けております。ですから、全く守護霊の存在を否定するものではありません。しかしながら、おじいちゃん、おばあちゃんくらいのご先祖が守ってくださるには、少し無理があるように感じられます。
遠い先祖が、ということも考えられますが、現実的ではありません。
私たち人間はそれほど罪深く、同じ過ちを繰り返しやすく、どれほど修行してもなかなか神の域まで達することは難しいと思われます。
人間にとって基本となる衣食住、それに伴い生きていくうえでの五欲(財欲、性欲、食欲、名誉欲、睡眠欲・・・)など、これらを持たない人ははたしているのでしょうか?
魂の生まれ変わりを幾度となく繰り返し、魂が磨かれて初めて「神域」に達することが出来るのではないかと思われます。そのような高みに上り詰めるまで、どれほど気の遠くなるほどの時間が必要となることでしょう。それを考えると直近のご先祖が「守護」をするほど力を持つことはほとんどないといってもいいと思います。また、それが出来る人がそれほど多くないとも考えられます。
占いをしてもらい、「あなたの〇代前のご先祖が守ってくれています」といわれました、などとお話をして下さるご相談者がいらっしゃいますが、私はそれも納得して聴ける話ではありません。
私にわかる、視える神様は「あなたが生まれてから死ぬまでを守ってくれ、あなたが死ぬときには成仏を手助けしてくれ、あなたが成仏できるように導いてくれる」という、本当の意味での「一代限りの守護神」なのです。
是非、ご自分の守護神さまと出会ってください。
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