お写真を送ってこられた方からのご相談でした。
家の片づけをなさっていたところ、古いお人形などがたくさん出てきてそれらを処分しようと車に乗せたところ、何だか変な感じがして、まじまじとお人形の顔を見るとなんと、人の顔に見えてきた、というご相談でした。
しかもそのお人形に移った顔の人はすでに数十年以上昔に亡くなっているという事で、みんなで撮った写真の中の一人ではないか・・・というものでした。
送っていただいた写真を見ますと明らかに「入っている」状態でした。
しかし、なぞがあったのです。まずその「入っている」人はその家の人ではなかったという事。
そしてよくお話を伺って行くと、若くして自殺なさったこと。その死にまつわる忌まわしい出来事・・・
その方のご供養がされている様子がなく、いつまでも苦しんでいるようすが見て取れました。
ご相談者は自分の家にまつわる人ではなくても、親戚関係であること、その後、だれも供養をしてないことなどを鑑み、ご自分たちの家で供養をしてあげようと話し合われ、ご供養を願い出てくださいました。
私はとても感動しました。
今の世の中、身内であっても供養という事をせず、すぐに永代供養にしてしまったりすることが多い中、これほどまでにその人の事を考えてあげられる人がいるという事、まだまだ日本も捨てたものではないな、と思いました。
現在、その親子の供養は継続中です。
まずは苦しみを取り、生きていた時と同じくらいの身体を取り戻してもらえるよう供養しています。
また、お腹の子も「水子霊」として一緒に供養を始めているところです。
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