土地の因縁が重く、土地の神様がお力を付けるために修行へ出られました

土地の神様という神様は八百万の神、自然神として有名な神様ですが、果たしてどのような神様なのでしょう?
私達が自分の物と勘違いしている「自分の土地」。
元々は大自然の物であり、神様からお借りしている土地なのです。
ですから家を建てる時「地鎮祭」を行い、神様からこの土地をお借りしますと契約を結びます。そして私達が住んでいる間、病気、けが、災いなどから守っていただく事をお約束するのです。
この度、地の神様(じのかみさま・遠州地方の風習として外に祀ります)のお社が古くなり傷んできたので新しいお社に変えたいとのご相談がありました。
古いお社は魂抜きをするのですが、新しいお社に今までの地の神様をそのままお遷りいただこうとしたところ、地の神様からのお言葉がありました。
「このままでは我、力不足ゆえ業をさせて欲しい」との事でした。
神様から修行に出して欲しいと言われたことは過去に2回しかなく、今回も神様的には多分相談者様の土地がそれほど因縁深いということなのでしょう。

早速そのお言葉を相談者様にお伝えすると

「他の神様に来ていただくより、今までの神様がいいので、是非ご修行に行っていただいてこの土地を守って欲しいです」と言われました。

ご修行は10日~2週間程掛かるということのようでしたので、その間、こちらでお札をお預かりし、ご修行がスムーズに行くよう、体力回復のご祈願を満了日まで続けました。

その間、相談者様は2回に渡ってお供物を上げて下さり、神様のご修行の手助けをなさってくださいました。

神様のご修行というのは大変珍しく、先に書きました通り私は過去に1回ありましたから今回で2回目です。

どれほどその神様がその土地、そこで暮らす人々の事を大切にし、また、大切にされてきたからこその恩返しのようになっているかを感じさせられました。

そしていよいよ神様がお帰りになりましたが、そのお姿はとても力強くご立派になられていました。

相談者様に新しいお札へ神名を書いていただき、勧請の祭祀を執り行うことにより、地の神様は相談者様と共にお帰りになりました。

その後、相談者様からとても弾んだ声で「すごいんですよ!屋敷の空気感が全く違います。凛とするというか、ピンッてしているって言うか、空気が澄んでいてきれいというか・・」

とにかくとても喜んでおられました。今まで屋敷の隅々がボヤッとしていたり、よどんでいる感じがしたり、何となく嫌だった感じがここまできれいになるとはと、とても嬉しそうでした。

土地の神様は地鎮祭とともに降りられますが、昨今、地鎮祭を執り行わないケースもあります。

そういう土地は神様に守っていただけず、土地の下で眠っている霊や動物霊、あるいは土地の因縁により住む人に影響を与えかねません。体調不良や頭痛、肩痛も日本の神様をないがしろにしたからかもしれませんね。

白龍

長引く痛みや病気、心や身体の不調に悩んでいらっしゃる方、人や物に「魂」の宿りを感じたり、人生において進むべき方向に迷われた時などお力になりたいと考えております。

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