「この世の中にはそれぞれの人を守る守護霊や指導霊がついていて、自分の人生を導いてくれて幸せにしてくれると聞きました。しかし自分の人生は苦しい事ばかりで一向にいい事がありません。
本当に守ってくれると言う神様がいらっしゃるのですか?自分の事を守護霊は見放してしまったのでしょうか?
いるのなら自分にはどのような神様が守ってくれているのかが知りたいです。そして幸せにして欲しいです。」
来室なさった早々、そのような言葉を不満げに言い放った相談者がありました。
どうもこの方はいろいろな占いを渡り歩き、その度に違う事を言われ、言われたことを行動しても改善せず心身ともに疲れ果ててしまっているようでした。
ようやく私の所ににたどり着いた時には神仏などに疑心暗鬼の心を持っているように思われました。
ご相談者のご不満を充分時間を掛けて伺い、ご相談者も一息ついたのでようやく対等にお話しが出来る状態となりました。
ご自分は生まれて来たことを後悔していて、このまま何も変わらず、幸せを感じないのなら死んでしまいたいと思っている、実際に自傷をした事があると傷跡も見せてくれました。
まず私は質問しました。
「〇〇さんは子供の時、ご両親に遊びに連れて行ってもらったり一緒にご飯に行ったり、楽しく学校の事を話したりした記憶はありますか?」と。
相談者様は「小さい頃も両親にかわいがられた記憶はありません。勉強やしつけに厳しく、いつも怒られていた記憶しかないです。」との事。
この相談者様の「不幸」の原因は前世と因縁が原因であり、それを浄化させればよい方向へ向かう事をお話しさせていただくと共に、ご自身の思考方向の改善をすべく「施術」を試みました。
まず相談者様の思考はどんな事にも疑心暗鬼で、他人のいう事が信じられず、何をやっても楽しいと感じられず、そのためにやる気も起きないと言う負のループに陥っていました。
施術を施すと「何だか体が温かいです。私はひどい冷え性で一日中ガタガタ震えているのですが、何だかポカポカと気持ちいいです」とおっしゃってくださいました。
神技療法の効果が現れて来たことを確認したので、次は考え方の修正をしようとゆっくり時間を掛けてお話しをしました。
相談者様の手を取り、ハンドマッサージをしながら、子供の頃の事、青春時代の事、大人になってからの事、結婚したころの事、子供さんが生まれた頃の事・・・
予定時間をはるかに超えてしまいましたが、次の予約が無かったことが幸いし、本当に多くの貴重なお話しが伺えました。
そしてそのお話しが終わりに近づいた頃、相談者様は不意に、
「何だか、今までずっと他人や家族を恨んでばかりで自分が不幸だとずっと思っていたけど・・・」
そう言葉を詰まらせ、
「不思議だけど、今、幸せだと感じます・・・」
そういう相談者様の目には光るものがありました。
ここまで気持ちがほぐれて来たので、私はこの先のカウンセリングやセラピー、ヒーリングの効果が出てくることへの確信が持てたのでした。
相談者様はそれ以降、神技療法を受け、体調を整えながらヒーリングセラピーにも積極的です。遠くない将来、今まで守って下さっていた守護神様をお祀りする事も視野に入れながらこれからの相談者様がグングン良くなってくれる事を期待しています。
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