頭の中に悪魔がいる!音楽が寝られないほどうるさくて死にそうだ

一本の電話。
東北の方の人からで、かなり訛りがあり、何度か聞き返しながらお話しをしました。

2年程前から急に頭に何か重いモノがドーンと乗っている感じが24時間続いていて、一日中、いやーな感じで過ごしています。私を呪い殺そうとしているかのようで、苦しめてきます。
私は若い頃から罪深い事をいろいろして来ました。しかし今このように苦しんでいるのはその時の報いでしょうか?私はその償いとして仏壇を拝んだり、良いと言われる事は何でもして来ました。
友人から新興宗教に誘われ、それにも入ってお題目を唱えています。それなのに私はこんなに苦しんでいますし、何か悪魔に憑りつかれているのでしょうか?

そんな内容でした。

ご相談者様の頭の中がどれほど混乱しているかが手に取るほどわかりました。

私は2日間の日程でご相談者様に時間を作っていただき、午後からみっちりと話をし、尽くせる手はとことん尽くしました。

始めに手を付けたのは仏壇と神棚へのご挨拶です。
第三者がご相談者様のお宅へご訪問させていただいた時にご訪問先の仏壇と神棚に手を合わせるのはご挨拶なので、当たり前の事ですし、それをすることによって、私の所の神様と、ご相談者様の所のご先祖や神様と縁を結ばせていただき、それ以降の神事をスムーズに行うために欠かせない事です。

それからご相談者様のお話しをじっくり聞きました。

ご相談者様は自分が産まれてからの生い立ちを、この時とばかりに怒涛の如くお話しになり、一呼吸ついた時にはすでに15時を回っていました。

相談者様は、まず体調不良がありましたので身体の痛みを軽減するよう施術を行いました。

その後その家のご先祖や、土地の神様の事、今ご相談者様が友人に誘われて行っている別の宗教についてもお話しさせていただきました。

ご先祖が信仰していた宗教の他にいくつもの別の宗教を家の中に取り込む事は、実はかなり危ない事です。

どういうことかを生きている私達に置き換えて考えてみましょう。

平穏に暮らしている自分の家に、ある日、ズカズカとあいさつも無く家に上がり込んで来た人があったとします。あなたはそれを見過ごす事ができますか?

もちろん、できませんよね。「どなたですか?」と言うより早く「入ってこないで!警察呼ぶよ!」レベルです。

そのような事が宗教では起こりえます。

先祖代々お祀りしていたご自分の家の宗教に、他の宗教が入り込む、これは見過ごせませんね。

そして、ご先祖も今まで慣れ親しんだお経ではなく、他の宗教のお経で供養されるのですからたまったものではありません。いつものお経ではないのでとても心細く、返って怒りが湧いて来てしまうのです。

宗教替えをするのなら、その事をご先祖にしっかり伝えなければなりません。それをせず、知り合いから勧められるままに他の宗教を取り込んでしまうと、後から取り返しのつかない事になってしまう恐れがあります。その事をお話しすると、ようやくご自分が取った行動が間違っていたことに気付いてくださったのでした。

他で貰ったお札などを郵送していただくお約束をし、ご先祖へ今までのお詫びをし、これからは家の宗教を守っていくと決意なさったようです。

お知り合いの宗教者はお札等をお焚き上げのために郵送したと聞くや否や、「そんなことをしたら仏罰が当たる!あんたの命を取られる!」などと大声を上げ、恫喝して来たようです。

しかし、ご相談者様は大声を上げる事が変だ、おかしい事だと認識してくださったようで、「自分の家の宗教でご先祖をご供養して行きます」と決意を述べられ、お知り合いの方々とは決別したとの事でした。

宗教者が大声を上げ、恫喝したり罵声を浴びせたりするなど、言語道断です。

どうしてそのような事をしたか?など、穏やかに経緯を聞くならいざ知らず、いきなり大声を上げられて、命の保証はしない、とまで言われたら、その人に対して不信感を持つ以外の何物でもないでしょう。

どうか、その言葉に恐れをなしたりしないよう、命の事を口走る神様はいらっしゃらないので、それを言う人間は何と浅はかな者か、と言う風に考えて欲しいとご相談者様にもお話しし、ご理解いただきました。

白龍

長引く痛みや病気、心や身体の不調に悩んでいらっしゃる方、人や物に「魂」の宿りを感じたり、人生において進むべき方向に迷われた時などお力になりたいと考えております。

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